斜め後ろ、時々斜め前 -5ページ目

子供たち怒る怒る怒る~後編~

あうぅ。

さっきの書き方だと「成長していない」みたいだ。

訂正。

成長したね、佐藤さん!!


『生まれてきてくれてありがとう』

内容は、北海道では毎年何件か聞く話しですが。

除雪車に巻き込まれて雪山に埋められる話

私が子供の頃一番怖かった死に方です。今でもこんな死に方は嫌。

圧死なのか、窒息死なのか、凍死なのかわからないけれど最悪です。

この話の主人公はとりあえず生き埋めです。必死に助かろうと頑張ります。


感想→指先が冷たくなってきそうだぁ。うわぁー怖い。

     マジで怖いってば除雪車。

     つるつる路面の真ん中で後ろに除雪車背負いながら吹雪の中歩くのは恐怖です。

     「歩道を歩けよ」と思うかもしれませんが、できないんです。雪が積もりに積もってるんです冬は。

     あぁー、怖かった。

     まぁ、主人公は公園で事故に遭うんですがね・・・

     どっちにしろ怖い。

     頑張っても頑張っても光が見えないって怖い。

     雪崩も怖い。境遇的には一緒だし。

     頑張って頑張って、希望が見えなくなったら最悪です。


『リカちゃん人間』

レイプされ、虐待され、苛められるリカちゃんの物語。

自分が人形になることで苦しみから逃げていたリカちゃんが人間として戦う話。


感想→あぁ、可哀想なリカちゃん。

     不幸を不幸で重ねた人生を歩んでて、希望を持てたらあっという間に打ち砕かれて。

     それでもそれでも戦うリカちゃんはカッコいいです。

     戦って戦って、不幸を一身に集めていたリカちゃんは不幸をみんなに返します。

     リカちゃんが請け負っていた不幸がみんなに返されるみたいです。

     周りがどんどん不幸になるけれどリカちゃんは幸せになるために戦います。

     なんだか、なんだか前向き。『生まれて~』と同じように前向き。

     ん?感想になってないか・・・・?


まぁー、全体を通すと面白すぎです。

後ろ向きから前向きに行くのが素敵ですねぇー。

全部後ろ向きとも、ただグロくて苦しい話ともとれるけど。

一言感想vv

「大洪水」なら周りに馴染めない子供。ここまで極端じゃないけど私もこんな子でした。

「死体と、」はちょっと違うかなぁ?でも、人間の幸せってなんだろーって話ですね。

「慾望」は無気力な子供を表してる感じ。なんとなぁく万引きやる子供を極端にしたらこれになる。

「子供たち~」は幸福は不幸の上に成り立ってるんだ。

「生まれて~」は希望があれば頑張れる。ていうか、自分を騙せる。でも希望がないと頑張れない。

「リカちゃん人間」これは「死体と、」に近いものを感じるけど、幸せのために能動的に行動するっていうのが決定的に違う。でも結局、死体の上の幸福なんだよぉ。


そんな「子供たち怒る怒る怒る」でした。

面白いよ。

是非読んでみてください!!

子供たち怒る怒る怒る~中篇~

読了です。

子供たち怒る怒る怒る(作者:佐藤友哉)

えぇー、なんかやたらと成長してない佐藤さん!!

面白かったですよぉー。

ってことで、感想。


『欲望』

内容はテロです。

高校生による高校立てこもり。

それ以下でもなくそれ以上でもないそんなお話。


感想→「動かないと殺しちゃうわよ」

     冒頭の台詞。

     まずここで悶える。

     えぇー、ツボです。ツボですとも。

     もうテンション一気に最高潮vv

     バッサバッサと同級生を殺す姿もまた感動。

     ↑実際に合ったら怖いけどね。

     また、私が突然失踪したら話題にされそうな話ですが・・・

     だってぃ、あまりにもカッコいい。

     夜に読んで失敗。テンションあがって寝れなかった。

     面白さをもとめてるんだぜ、子供って。

     たぶん誰でも一回はやりたいと思う事をやってるから惚れる。

     暴れるだけ暴れて暴れて。

     やったことに意味をつけないのがいいね。

     誰でも自分を投影できる。

     登場人物もみんなタイプの違う人だから、感情移入しやすい。

     

『子供たち怒る怒る怒る』

内容は京都に引越してきた少年が新しいクラスの友達とゲームに興じる話。

ただのゲームじゃなくて、今話題沸騰中の殺人鬼「牛男」が次にいつどこで誰が殺されるかを当てるもの。

子供たちは牛男に魅せられて会いに行く。


感想→うーん。

    面白かったけどこの時のテンションには合わなかった感じ。

    もっと違うときに読んだらもっとハマれそう。

    結構、佐藤さんが好きなモノを詰め込んだ感がある。

    ちょっと、「フリッカー式」「エナメル~」に近い世界観かなぁ?

    感覚としては妙な感じです。

    なんともいえない感覚に苛まれる。

    うーん、人間は他の人の不幸の上に立って幸せになれるんだなぁって感じ。

    たとえが悪いかもしれないけど、世界の恵まれない子供たちの特集とかを見た感じ。

    不快感でもなければ同情でもないし、なんともいえない胃の辺りがモヤモヤする感じ。

   


長くなりそうなので二編!          

子供たち怒る怒る怒る~前半~

タイトル:子供たち怒る怒る怒る

作者:佐藤友哉

子供たち


とりあえず、最初っから順番どおりに読んでます。

まだ、二作しか読んでませんが、ちょっとツボに来たので先に書く。


タイトル:『大洪水の小さな家』

内容は「鏡姉妹の飛ぶ教室」に近いかな?

     ↑これをうすぅくした感じ。

シスコン、ブラコン万歳な話。


感想→まぁ、最初はこんなもんだろうって感じです。

    キャラクターがライノベっぽいですね。

    「自分以外に世界を認識できない兄妹」話。

    


タイトル:『死体と、』

え、まずタイトルがツボ。

わくわくしなが読む。

改行一切なしです。

油断するとどこを読んでいたのかわからなくなりました(汗

内容は死んだ少女の死体を巡る話。


感想→大好き。愛してる。長編で読みたいよ。

    改行なしは素敵すぎ。この話と完璧にマッチしてる。

    視点がころころ変わるのが面白い。

    少女は生前みんなを幸せにしてたのに、死後は不幸を振りまき死を量産するのが素敵。

    中途半端に終わらしているラストもかなり効果的。

    後々は色々想像できそうな感じ。

    いいなぁこの話。

    最高です。

    最高ですってば。

    是非、読んで。

    面白いから。

    絶対に面白いよ、これは。

    なんか賞とっちゃえぃ!


    エンバーミングってこうやるのね。

    エンバーマーってどういう人がどうやってなるのかな。

    エンバーマーって報酬はどのくらいなのかな。


    

過ぎる十七の春

タイトル:過ぎる十七の春

作者:小野不由美


内容は今まで優しかった従兄弟が突然変貌する話。

小野不由美らしいホラー小説。


感想→うーん。

    小野不由美らしかった。

    昨日の夜寝る前に手に取ったのがまずかった。

    またしても中盤の勢いに飲まれました。

    結局睡眠時間削って削ってラストまで~

    おかげで今日はぐっだぐだでした。

    何を喋ったのか覚えてない。

    帰り道どうやって自転車こいだのか意識がない。

    かなり危険。

    深夜に小野不由美を読むのはやめましょうね。



いやだぁ

あぁ、中途半端に疲れて眠たくてぐだぐだしてて脳みそとけてて鬱々してる。

気持ちの整理をしましょー。

鬱々の理由はなんだろうか?

その一、合唱こんくーる終わって気が抜けた。

      疲れてて眠たい理由はこの辺だろう。でも、寝ない。


その二、合唱こんくーるの時に隣に座っていた女の子に腹を立てている。

     脳みそとけて鬱々してるのはこれだなぁ、きっと。

     あんまり人の悪口言うのは嫌いなんだが、整理がつかないのでぐだぐだ書く。

     

     その子ってば、いちいち五月蝿いのね歌を聞いているときに。

     基本私は歌とかは静かに聴きたい人なのよ。

     まぁ、多少の会話はOKだよ。そりゃ、人間なんだから私だって喋るし聞く。

     でも、他のチームの粗を延々言うのはどうなのかな?その人たちだって頑張ってんだぜ。

     素直に聞   いてあげるのが筋ってもんじゃない?

     確かに私だって頑張って練習したから勝ちたいさ。そりゃそうだろう。

     でも、むやみやたらな悪口を 言わないでくれ。腹が立つ。楽しかった気分が全部なくなる。

     貴女を嫌いになります。話を一切聞かないでいたくなります。返事が等閑になります。

     ウザイと感じてしまいます。だから、私に他人の悪口を吹き込むなよ。

     個人的に誰かに文句がある程度ならOKだが、自分の考えを私にも押し付けるなよ。

     ホント、悪い子じゃないだけに胃が痛い。

     人間関係って難しいね。

     ひきこもりたい病になりそうだ。


その三、勝つことってそんなに大事か!?

      なんつーか、勝つことが目的に成り過ぎ。しかも、負けたのは全部人のせい。

      審査員が悪いだの、あいつはどうしたこうしただのやめろよ。

      勝つのも大事だよ、そりゃ。

      でも、そのためにやったら楽しくないでしょ。

      勝つためだけに練習して勝っても、それは「楽しさ」じゃなくて「優越感」でしょ?

     

      合唱こんくーるから離れるが俳句甲子園だってそうだ。

      優勝するために俳句作って、優勝するためにディベートするっておかしい。

      だって、この大会の目的は俳句を楽しんでもらうことだし、

      ディベートでもっと句を良くするためにするんでしょ?

      上手なディベートは見てて楽しいさ、そりゃね。

      でも、この大会自体に疑問をもっちゃうね最近。

     

      結果はあとからついてくるものだなんて、言いたくないけどさ。

      なんか、勝ちばっかり気にするのって醜い。


      悔しがるのは悪いことじゃないよ、後につながるから。

      でも、他人に不快な思いをさせる悔しがり方は最悪だ。


あぁ、眠くなってきたからねよぉ。

厭な夢を見そうだ。

本読んでテンションあげてから、ねましょー。